フロントキャリアに地図を挟んで、それを見ながら散策。
だんだん人が多くなってきたのでカブを停めて徒歩で移動することに。
のぼりが何本も立つ天神泉源。
有馬温泉を代表する泉源というだけあって他の泉源と扱いが違う。
赤茶色が特徴の金泉の泉源でたくさんの温泉宿に使われているらしい。
周りが真っ白になるほどの湯煙!
確かに有馬温泉を代表するだけの風格が漂っている。
煙突やパイプにたくさん付いた白い何か。
これが湯の花ってやつかな。
天神泉源がある天神社の境内はなにもかも赤茶色。
隣りの家の木は湯気に触れる所だけ枯れていた。
佃煮を見つめるM下先輩、を見つめるおじさん。
湯本坂を下って有馬温泉のメインストリートへ。
金の湯の外にある足湯は満員状態。
足湯の湯も赤茶色。
そろそろ昼御飯、ってことで店探し。
金の湯の向かいのバーみたいなお店はビール飲みたくなるし、
駐車場の隣りのお店は敷居が高過ぎるし、と行ったり来たり。
お洒落なお店を見つけて、看板を見るとカレーうどんのお店だった。
昼食は「misono」に決定。
カレーうどんと銀シャリのセット。
カレーがめちゃくちゃうまい。ご飯もあるので二度おいしい。
オーナーさんはまだ若くて、店内もかわいい雑貨や小物がたくさん。
昼はカレーうどん屋で夜は居酒屋になるみたい。
こういうお店が家の近くにあったらいいのにな。
M下先輩、御馳走様です!
すぐ近くにある御所泉源へ。
ハシゴがあって近くまで行けるようになっている。
M下先輩がパイプで頭を強打して悶絶していた。
これで泉源めぐりはおしまい。
泉源の情報は歩いてるうちに忘れてしまったけれど、
体験型RPGみたいで楽しかった。
新聞販売店のカブはスパイクタイヤを装着していた。
坂道ばかりだし、真冬は大変だろうなぁ。
散策の〆は金の湯。
外にある飲泉場は太閤泉という泉源。
これで本当に泉源めぐりが終了。
赤茶色が特徴の金泉の大浴場。
見た瞬間、味噌ラーメンをイメージしてしまった…。
かなり混雑していて、空いている高温の浴槽に入っていたら全身真っ赤に。
タオルも赤茶色に染まっていた。
帰ってから知ったけど、「金泉」「銀泉」という名称は
有馬温泉旅館協同組合の登録商標らしい。
風呂上がりのサイダーは最高!
と思ったら、このサイダーで苦しんだ。
少し飲んだだけでお腹が膨れてしまい、
それからはどれだけ飲んでも減らない。
これの半分でいいから値段も安くしたらいいのに。
有馬サイダーを飲んだ全ての人の願い。
土産物屋で有馬名物の炭酸煎餅を購入。
子供の頃に筒型の缶をあちこちで見たけど、
今思うとあの缶はこの炭酸煎餅だったかもしれない。
それでは、帰りますか。
15:55 出発。
これからの時間帯は国道176号が渋滞するかもしれないので
六甲山に向かって進んで逆瀬川に出るルートで帰ることにした。
行きよりも険しい峠道。あっというまにM下先輩がミラーから消えた。
県道16号に入り、宝塚市の逆瀬川方面へ。
雨が降ってきて、M下先輩に「そのアウターは防水ですか?」と聞いたら
「違う」と言ってたけど、カッパを着るのが面倒だったのでそのまま走り続けた。
「じゃあなんで聞いたん !? 」というツッコミが聞こえてきそう。
宝塚市内のセルフGSで給油。
M下先輩がタイヤの空気を入れていて、
途中で店員と交代したのが面白かった。
16:56 バイクセブン伊丹店 到着。
休憩がてら店内を物色。
C90用のグリップを買ったり、旅本を読んだり。
「これはカブに着くん?」といったM下先輩の質問を適当に受け流しながら。
M下先輩の初めてのカスタムはバルブキャップ。
色んな形があって、真剣に選んでいた。
雨も上がり、少し渋滞した中環をゆっくり走る。
M下先輩は途中で新御堂の側道に入り、僕はそのまま中環をまっすぐ。
お疲れ様でした!
18:24 茨木市 帰宅。
総走行距離:113km
ついにツーリングデビューを果たしたM下先輩。
距離が短いのと大好きな温泉が目的ということで楽しめたみたいです。
仕事柄、関西の地理や道路事情に詳しくて、ルートをすぐに理解してもらえたり、
走行中の状況判断も素早く、さすが街乗りのプロだなぁと思いました。
一緒に走っていて楽しかったです。
初めて行った有馬温泉は思っていた以上に素晴らしく、
近くにこんなに素敵な場所があるのだと感動しました。
温泉に関する歴史だとか知識は全くありませんが、
温泉街の雰囲気が好きで、歩いてるだけでわくわくします。
これから頻繁に通うかもしれません。
M下先輩、次は少し距離を延ばしてみませんか。
下呂温泉(岐阜)と草津温泉(群馬)に行って、
日本三名泉を制覇しましょう。
2009年2月11日 有馬温泉ツーリング