5月3日(日)

7:00 起床。




久しぶりにゆっくり眠れて体が軽い。
缶コーヒーを買いにふらりふらりと売店横の自動販売機へ。
空は雲で覆われていて、少し肌寒い。
今日の予報は曇り。明日も天気はよくない。
雨さえ降らなければいいけど、なんとか晴れてくれないかなぁ。






ドライバーズルームに戻って今日のルートを頭に叩き込む。
走行距離も短いし、ゆっくり散策できそう。
早く角島の海を見たい。

ゴンゴンとノックの音。
あ、hitoshi。おはよう。
音楽を聴いていて気づかなかったけど、新門司港に着いたらしい。
急いで荷物を持って車両甲板へ。






8:30 福岡県新門司港 到着。

九州上陸!テンション上がる!
出発しようとしたらhitoshiが「軽装ですね」と言った。
hitoshiくんはアウターとオーバーパンツを着用。
僕はTシャツにスウェット、七分丈カーゴパンツ。
だいたいいつもこんな感じ。
サンダルで北海道に行った男ですから。






新門司港を出発して、まずは門司港レトロへ。
大半のバイクは福岡方面に向かう。
交差点で下関方面に曲がっていく僕らは少し注目を浴びた。

県道25号の風景はどこにでもある街並みだけど、
大阪では見ない名前のホームセンターだったり、スーパーだったり、
よく見て走ると色々な違いに気づき、遠くに来たことを実感できる。

桜トンネルを抜けると横浜や神戸のような、港町っぽい雰囲気に変わった。






門司港駅前の広場で記念撮影。
こんな感じで毎日二人の写真を撮っていこう。

レンガ造りの建物や洋館が集まるレトロ地区。
門司港駅で満足してしまったというのもあって散策はパス。
海峡プラザの前を通って関門トンネルに向かった。






関門トンネルの入口に到着。
歩行者や自転車、原付は人道を通行する。
原付二種や小型は関門トンネルを通行可能で、
手押しなら人道も通ることができる。
できれば人道の県境で写真を撮りたかったけれど、
過積載ハンターカブを押して約1km歩くのは厳しい。
今回は関門トンネルで。




  

通行料金は20円。
おっちゃんにお金を渡してフグの口の中へ。

トンネルの入口は噂通り排気ガスの黒い層ができていた。
その層を突き破ると空気が少し浄化された。






トンネル内の車の流れは80km/hぐらい。
しばらく走ると壁に「福岡|山口」と書かれているのを確認。
どこかで「海底」という文字も見た気がする。


数分ぶりに外を空気を吸い、僕らは山口県にやってきた。
あっというまで九州の思い出が無いなんて、そんなこと気にしない。
ここから角島までは50km程度。1時間ちょっとで着く。
憧れの地がすぐそこに。興奮を抑えられない。






下関市内の国道191号沿いのGSで給油。
フロントキャリアの携行缶にも給油してもらった。
地方のGSは連休中は閉まってる可能性が高いので、
GWの旅に携行缶は必須。2リットルあれば100km走れるので安心。






下関観光をすることなく国道191号を北上。
hitoshiはフグバーガーを食べたかったらしい。

海岸沿いを抜けて山間部に入り、信号待ちでhitoshiが言った。
「この辺りの田んぼは耕作放棄してるから悲しい」
さすが農家の息子。見るところが違う。
確かに周りの田畑らしき土地には雑草が生い茂っている。
耕作放棄して荒れ果てた田んぼを元に戻すには長い年月がかかるらしい。
そんな情報をまさか山口県で知るとは思わなかった。






国道191号はまた海岸沿いに戻ってきた。
標識に書かれた角島までの距離がどんどん短くなっていく。

国道を離れて市道に入り、角島へ。


11:00 角島大橋 到着。






すごい…。
晴れていたら本で見たような青さなんだろうけど、
曇りでも十分素晴らしい。なんだか優しい透明度。
hitoshiもテンション上がりまくってる。






角島と角島大橋をバックに記念撮影。
大阪を出発して100km走っただけで憧れの角島に来れた。
まだまだ旅は続くのに、もう既に満足してしまってる自分がいる。




 

 

橋の本州側にある展望公園に移動。
ここに着いてから数え切れないくらい何度も「すごい」って言った気がする。
でも見れば見るほど曇り空ってのが悔しくなって。
またいつか晴れた日に来なきゃいけないな。






角島大橋を渡って、角島へ。
海の上を走ってるみたいで最高に気持ち良い!








  
 

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