11:50 しおかぜの里角島 到着。

ここは角島の中心部にある特産物販売所。
駐車場は満車で、駐車場に入れない車が道路に溢れていた。

数軒並んだ屋台に「イカ」の文字が目立つ。
角島はイカで有名な場所だったっけ。






イカ焼きそばを買って、砂浜に移動して食べた。
砂浜にも観光客がたくさん。
子供が波打ち際でびしょ濡れになって遊んでいる。
着替え持ってきてないよ、と母親が言う。
あっちではカップルが楽しそうに写真を撮ってる。
あぁ、なんて平和なんだ。






「男二人で来た僕らは負け組ですか」

hitoshiが呟いた。






海はきれいなのに、砂浜にゴミが多くて残念。
干上がった海藻や吸い殻とか、発砲スチロール、隣国の漂着物。
角島大橋の展望公園の近くの砂浜もゴミが多かった。
地元の方の清掃だけでは難しいのかもしれない。
汚さなければ、汚れないんだ。






また角島大橋を渡って本州側に戻る。
路肩の広がったところに停まって橋の下を見たら
小さな岩場に釣り人が二人立っていた。
干潮時に上陸したのかな。
特に焦る様子もなく、普通に釣りをしている。
釣り人、すごい。






次の目的地は長門市内にある棚田。
角島から離れるのが名残惜しかった。

国道191号に入って東に走り、伊上交差点で県道66号を北上。
ここから先は手作りっぽい案内看板をたどっていく。






13:28 油谷東後畑の棚田 到着。

油谷エリアに多数ある棚田の中でも有名な場所。
駐車場やトイレもあり、次々と観光客の車がやってきていた。






ちょっと早かったか。
まだ全ての田んぼに水が張ってない。
農家の息子はとても残念そうだった。






5月から6月にかけて、↑のような風景を見ることができる。
日本海の夕日や漁火が田んぼの水面に映える。

水が張った田んぼと日本海、狙っていた風景は見れなかったけど、
だいぶ高いところまで登ってきたので素晴らしい景観。
ちなみに今いるこの場所の名前は「雨乞山」
あ、雨…。






国道191号に戻り、長門市の中心部にあるスーパーで早めの買い出し。
晩御飯のメニューを考えるのが面倒で、手を抜いて焼肉に決定。
店内の百円コーナーで焼き魚用の網を買っておいた。

今日のキャンプ場はすぐ近くにある秋吉台オートキャンプ場。
まだ時間が早いので明日の朝に予定していた秋吉台散策ができそう。
県道28号に入ってカルストロードを南下。






15:13 秋吉台オートキャンプ場 到着。

ここは秋吉台の北部にあるキャンプ場で、温泉もあれば洞窟まである。
以前電話で空きを確認したらオートサイトもフリーサイトも埋まっていたけれど、
オフシーズンは閉鎖している空き地をバイク向けに開放すると言っていた。

温泉の事務所で受け付けを済ませて隔離サイトへ。






他のサイトと違ってトイレと炊事場が離れているけど、
バイクを乗り入れできるのは嬉しい。
さっそく設営して荷物をテントの中へ。

僕達以外にもハーレーが数台と、いや、あっちもハーレーだ。
ということはあそこもだから、ハーレー10台ぐらいとカブ2台か。
またhitoshiが「負け組ですか」と言ったので聞こえないふりをした。






秋吉台散策スタート。
展望台までキャノンボールで。




  

キャンプ場から少し走ると急に目の前が開けた。
そして、無数の岩が目に飛び込んできた。
すごい。すごい。うまく言葉にできないけど、ここはすごいって。
どこまでも続く高原に露出した石灰岩。
この地下には巨大な鍾乳洞がある。
地上も地下もすごいことになってる。






カルストロードにはたくさんの展望スペースがあり、
どこも車がぎっしり停まっている。
こそこそと停めて、構図とか気にせず急いで撮影。




  

展望台の駐車場でhitoshiと合流。
hitoshiも秋吉台の自然に感動していた。

秋吉梨ソフトクリーム、なかなかいける。
hitoshiは夏みかんソフトを食べたあとに秋吉梨ソフトを食べていた。

秋吉台には小学校の修学旅行で来たけれど、
天気が雨だったこと以外は全然覚えてない。
こういう場所は大人のほうが魅力を感じるのかな。






お約束の記念撮影。
来たよ、秋吉台。


まだ少しだけ時間があるのでキャンプ場に戻る前に寄り道。
秋吉台の南部にあるGSでhitoshiが比較的やんちゃな店員に
カブのカスタムについて質問攻めされていて少し面白かった。






17:21 別府厳島神社 到着。

ここは秋吉台の西部にある水で有名な神社。

この別府弁天池湧水は環境省の日本名水百選にも選定されているらしい。
ウォーターボトルを持ってくればよかった。






別府弁天池。
コバルトブルーの神秘的な池。
北海道の神の子池を思いだした。

すごくきれいなんだけど、やっぱり池の底には硬貨があった。
こういった場所ではお賽銭禁止!




  

キャンプ場に戻って晩御飯。
ライスクッカーにお米を4合近く入れていたhitoshi。
たぶんそれ、多いと思う。
そして網が一瞬で炎上し、途方に暮れた。






仕方無いのでフライパンで焼きながら食べる。
当たり前だけど味は文句無し。
特盛りサイズの白御飯も頑張って食べた。
イカ飯のように体内にお米が詰まってるイメージ。
hitoshiは御飯を残していた。
そういえばソフトクリームを2本食べていたことを思いだした。






太陽が完全に沈んで暗くなり、気温も下がった。
高原地帯なのでかなり冷え込む。

二人とも動けなくなったところで晩御飯終了。
クッカー類を洗って、少し休憩してから温泉へ。

キャンプ場の利用客が多いということは、温泉の入浴客も多いわけで、
浴室内はちょっとすごいことになっていた。
なぜか蛇口もシャワーもお湯がなかなか出ず困った。

入浴戦争を終えて疲労が蓄積。
hitoshiのテンションも驚きの下がり具合。






隣のハーレー三人組のタープがすごかった。
コールマンのヘキサとスノーピークのペンタを組み合わせている。
ソロサイズのタープでいいから欲しいな。
でもこれ以上積載量が増えるのも問題だ。
こうやって悩むのも楽しい。

明日は雨予報だけど、なんとなく大丈夫のような気がする。
雲は薄いし、視力悪いから完全に錯覚だけど星が見えた気がするし。
朝起きてテントの外に出るのがちょっと怖い。

関門トンネル、角島、棚田、秋吉台。
今日は本当に充実した一日だった。
山口県、良いところだ。

それでは、おやすみなさい。


走行距離:185km








  
 

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